前十字靭帯損傷(ぜんじゅうじじんたいそんしょう)について

こんにちは、新宿区の整体「西新宿肩こり腰痛整体院」の坂本です。当院の「前十字靭帯損傷(ぜんじゅうじじんたいそんしょう)」についての解説をします。

まずは、こちらの動画をご覧ください。

下向き矢印(赤)

症状

前十字靭帯損傷(ぜんじゅうじじんたいそんしょう)とは、大腿骨と脛骨をつなぐ2つの十字靭帯(前十字靭帯、後十字靭帯)のうち、前十字靭帯がスポーツや事故などで完全に切れたり、部分的に切れたりするなどの損傷した場合のことです。前十字靭帯は脛骨が大腿骨に対して前方にずれないように働いていますが、損傷すると立ったり歩いたりした時に膝がガクッ(膝崩れ・膝折れ)となったり、ずれた感じになり、多くは断裂音が聞かれたり感じたりします。

最初は腫れや痛みを生じ、関節血症が生じますが、2~3日でピークは減少します。この状態を放置すると、大腿骨と脛骨をつなぐ靭帯の機能が働かないため、立ったり歩いたり、階段の上り下りや運動したりする時などに踏ん張りが利かず、膝がガクッとなったりすることを繰り返すことが多くなり、膝が不安定な状態が続きます。それによってさらに痛みが酷くなり、半月板損傷や関節表面の軟骨が削れたりするようになることもあります。

原因

スキー、バスケットボール、サッカー、バレーボール、ハンドボール、体操競技などのスポーツ中に膝を捻る動作やピボット(回旋)動作などにより前十字靭帯が損傷(断裂・部分断裂)したためです。交通事故などで膝に衝撃が加わることで前十字靭帯に損傷が起こることもあります。

スキー

改善方法

受傷したら、安静にし、患部をアイシングすることで炎症を抑えます。また、血腫ができるのを防ぐためや靭帯の損傷を悪化させないためにも包帯やテーピングなどを用いて患部を圧迫し、固定します。無理に自力で歩くことでより痛みが悪化することもあるので、移動の際は松葉杖や車椅子などを利用して移動するとよいでしょう。短距離ならおんぶでもよいでしょう。

断裂した前十字靭帯は自然にはくっつかないため、不安定感解消のためには手術(再建術)が必要になることがありますので、早目に専門医の診察を受けることをおすすめします。部分断裂においても、状態によっては改善可能も場合もありますが、手術(再建術)が必要になることもありますので、医療機関で詳しく検査して下さい。

痛みが軽減し、膝の状態が動かせる状況になってきたら、膝を温めて血行を良くしながら、安定状態を維持できるように施術を定期的に受けるとよいでしょう。

注意点

患部の長期の固定は筋力低下や関節可動域の減少などを引き起こすので、痛みが軽減したら、なるべく早い時期から動かし始めるようにしましょう。ただし、いきなり強い負荷をかけて筋トレしたり、ストレッチをしてしまうと、また痛くなることもありますので、リハビリは必ず軽い負荷から様子を見ながらするように下さい。

予防方法

運動を始める前にはウォーミングアップを十分に行い、柔軟体操などで筋肉や関節の柔軟性を保ち、運動後もクールダウンやアイシングなどのアフターケアを欠かさないようにしましょう。大腿伸筋である大腿四頭筋や屈筋であるハムストリングスをバランスよく鍛えましょう。アキレス腱が硬いために膝に負担がかかっていることもありますので、足首周りの動きをよくするとよいでしょう。

ストレッチする男女

施術では、膝が動かせるような状態になってきたら、膝の屈筋や伸筋をほぐして緩め、膝関節だけでなく、膝の影響を受け負担がかかっている他の部位(骨盤、股関節、足首、膝周辺の筋肉など)についても調整します。